GeekBenchで現れた謎iPhone・アップル発表会新型iPhone予測
あと2ヶ月で、今年の9月に入ります。9月にはアップルの新製品発表会が控えているが、その発表会に発表されるモデルはすでに噂になっています。噂によると、今年の九月に登場するモデルはiPhoneXの更新版とiPhone8のハイエンドモデル2型があるとの推測です。また、それらのモデルはディスプラーが機体に占める比率も上げられ、Face ID と Animojiも付けられることと、三つのモデルのディスプレイは5.8インチ、6.1インチ、6.5インチになることが予測されています。さらに6.1インチのモデルはLEDパネルを使い(低価格を売り所にする)、他の2型はOLEDパネルを使うそうです。
この3つの新型モデルには、A12チップを使う可能性があります。これまでにアップルのチップ性能は高く、ベンチマークを測定するソフトGeekBenchでのスコアも優れています。では、今年のA12チップはどんなサプライスをもたらしてくれるでしょうか。
実はこの間、GeekBenchに謎のiPhoneのデータがありました。型番は「iPhone11,2」と書かれており、何より目立つのがそのスコアです。そのデバイスのスコアはシングルコアが4673点で、マルチコアが10912点になっています。iPhone8シリーズやiPhoneXのA11チップと比べ、一定程度高めたものの、幅はA10からA11までの上昇幅ほど多くはないです。
また、このデータから見て、デバイスに搭載されているチップはA11と同じ、コア数は6となっていますが、基底周波数は2.39Ghzから2.49Ghzに上げていることから、それがスコアが高くなった主因と思われます。さらに、このデバイスはRAMが4GBあり(iPhoneXは3GB)、システムはiOS12で、テスト日時も6月27日です。
明らかに、このデバイスは私たちが知っているどのiPhoneモデルでもありません。A11の基底周波数は最大でも2.39Ghzなのですから。と考えれば、これは新しい未発表のiPhoneモデルで、まだテスト中という推測に容易にたどり着けます。ではそのチップはA11Xか、それともA12ですか。
筆者としては、このチップはA12ではなく、A11Xと考えています。もしそれがA12だったら、アップルの今までスペックをとことんまで使い切る習慣と、7ナノ新工芸の加勢もあり、スコアは言うまでもなく大きく向上できます。なので、今回のスコアの上げ幅からして、このチップはA11がレベルアップしたもの、つまりA11Xであるわけです。
そこで、もしそれがA11Xだとしたら、なぜiPhoneに使われているのでしょうか。一つの仮説は、それが本来iPadの新製品で、GeekBenchがそれをiPhoneと識別し間違っていた。それなら、筋は通らなくもないですね。
もしこのデバイスは本当に新型iPhoneなら、LCDパネルを採用した廉価版iPhoneしか可能性はありませんね。そしてこの廉価版のiPhoneはこのA11Xを使ってコストダウンして、ハイエンドモデルと差を引いて、低価格を売り所にするかもしれません。
とにかく、新しいiPhoneデバイスがGeekBenchに現れた以上、アップルが今年の発表会で発表する新製品がそれと関わっているのかもしれません。新しいiPhoneはどうっているのか、楽しみにしています。