Appleは、開発者に向けて「macOS Sierra 10.12.4 beta 5」と、ベータテスターに向けて「macOS Sierra 10.12.4 Public Beta 5」をリリースしました。一週間経って、今回の更新は前回と比べて新機能なんかが追加されていなく、主にバグが修正されただけです。macOS 10.12.4の大きな変更点はMacに夜間モード「Night Shift」を搭載したこととiOSのApp Storeレビューモードの追加です。

Night ShiftはAppleがiOS 9.3で率先して取り入れた新機能で、ディスプレイの色調を暖色系にしてブルーライトをカットする事を通じて、ユーザーの睡眠品質改善を図ります。ディスプレイを利用中に、出てくるブルーライトは避けないと言っても、過度にブルーライトに目をさらすと、目の疲れ・痛み・乾燥が発生する、更にひどい場合には直接的なダメージを眼球に与えて失明のリスクも生み出します。

Apple公式サイトでも、夜間に明るいブルーライトを接触することは、身体のサーカディアンリズムを乱して、人が眠れなくなると指摘しています。ユーザーはコントロールセンターに表示されているNight Shift切り替えボタンをオンまたはオフにすることが可能です。

その他、「設定」→「画面表示と明るさ」→「Night Shift」→「時間設定」を通じて、Night Shiftを利用する時間は、分単位で細く設定できます。今すぐNight Shiftを使用したい場合は「手動で明日まで有効にする」をオンにします。また、ディスプレイの色温度を手動で調整できるスライダーがあります。