ヨーロッパ各国の新年イベント
ご存知の通り、クリスマスはキリスト教の創始者であるイエス・キリストの誕生を祝うために設けられた祝日です。実際、西暦という紀年法は、イエス・キリストが生まれた翌年を紀元として作られたのです。
ですが、同じキリスト教を信仰するヨーロッパ諸国でも、新年のイベントはそれぞれ違います。新年のイベントは、新年(西暦の1月1日)を迎えるイベント、すなわち年越しイベントと、1月1日当日のイベント二つあります。その中のイギリス、スペイン、ギリシャとフランスを例として紹介します。
イギリスの新年イベント
イギリスでは、新年の前日に酒と肉を用意しなければなりません。肉や酒を残さないと、来年は貧乏な一年になるのが言い伝えです。
また、人は年越しの夜でお菓子と酒をもって親戚や友人を訪ねます。それもみんなノックなしで直接家に上がります。イギリスの伝統によると、その日の夜十二時過ぎれば、最初に部屋に踏み込んだ人は新たな一年の運を示します。もし最初の人は黒髪の男、または明るくて裕福な人なら、来年その部屋の主人が幸運に恵まれます。逆に、最初の人が浅い黄色髪の女、または貧乏で不幸な人であれば、その部屋の主人はこれからの一年間で厄介ことばかりになるらしいです。スペインの新年イベント
12月31日の夜、スペインの人は十二粒の葡萄とカバ(Cava、スペイン特有のスパークリングワイン)を事前に用意します。更に、カバを盛るガラスの中に金の指輪を入れることで来年の好運祈ります。
そして家族や友人たちと一緒にテレビ番組のカウントダウンを見ます。または当地の市庁舎の広場(大体の広場は鐘楼があります)まで行き、午前零時になると、鐘が十二回響きます。毎回の鐘の音従って一粒ずつ葡萄を食べ、最後の鐘音が消える前にすべての葡萄を食べ終わります。それから、隣の人々に祝福やキスをして、Feliz Año Nuevo(新年明けましておめでとうございます)を言った後、カバを一気に飲んでから、年越しの儀式が正式に完成するらしい。
ギリシャの新年イベント
ギリシャの新年で、人々はみんな家でケーキを作ります。ケーキの中に銀貨一枚を入れて家族や友達に分け与えます。もし誰かがケーキの中に銀貨が見つかったら、その人は新年で一番幸運な人になってみんなから祝福をもらえるそうです。
また、元旦の日に、ギリシャ人は自分の家でザクロを床に投げます。もし一撃でザクロがバラバラになって、それもあちこち飛び散ることになったら、新しい一年は財運に恵まれます。
フランスの新年イベント
フランス人は、酒で新しい一年を迎えます。新年の零時が来るまでは、必ず家の酒を全部飲み終わります。もし去年残った酒がを飲み終わらないと、新年はきっと恵まれないと考えるそうです。それだけではなく、1月3日まで、フランス人はまたお酒を買いで飲み放題らしい。また、元旦当日の天気は新たな一年の運勢を表すと考えています。もし元旦当日の吹く風は南風なら、今年はすべて順調;北風が吹くと、不作の一年になるそうです。
文化や伝統は違うけど、人々の望むことは同じです。ヨーロッパの国は様々面白い行事で新年を迎えますが、もちろん、日本でも同じ、だれでも良いお年を迎えることを心から祈っています。