今年はシマウマ!毎年恒例の上野動物園「猛獣脱出対策訓練」
2月2日、上野動物園にて恒例の「猛獣脱出対策訓練」が実施されました。今年は消防・警察・職員合わせて約150人が訓練に参加し、かなり大規模な訓練になっています。相変わらず若干抜けているところがありますが、職員たちはあくまで真剣に訓練を完成しました。
今年の訓練は開園中に地震が発生、シマウマが一匹逃げ出したという状況を想定しました。お客様が危険な目に遭わせない、逃げたシマウマを捕獲することが今回訓練の目標です。
当日13時20分、訓練は正式に開始しました。シマウマの着ぐるみを着た職員が“脱出”し、同時に園内にアナウンスが流れ、職員たちはこの二足歩行のシマウマの捕獲を始めた。
職員たちは遮断網を持ち、分散してシマウマを囲もうとしていた。一度はほぼ成功にシマウマを包囲しましたが、そのあとにシマウマが包囲網を突破し、捕獲に向かう職員の中に負傷者も一人出たようです。包囲網を突破した後に逃げ回るシマウマの様子は以下の写真をご覧下さい。
そんな中、動物病院から来た車輌が到着しました。車輌が徐々にシマウマに近づき、そしてシマウマに向けて麻酔を打った。麻酔されたシマウマの動きはどんどん重くなり、最後は動かなくなった。職員たちはシマウマを網で捕獲し、トラックに積み込んた。
こうして今回の訓練も無事終了しました。しかし園長の土居利光さんの言ってた通り、現実は必ずしも訓練のように全てシナリオ通りに進行するわけではなく、状況に応じて柔軟に対応することは必要です。今回訓練の改善すべき点を今後に生かし、お客様がもっと安心できるように努力するとのことです。